大魔王ローンと融者ワンシーター【序章①】

大魔王ローンと融者ワンシーター【序章①】

この話は大魔王ローンに挑む一人の男の物語。

その名は犬舌（いぬした）

この世界の小さな島国の何の変哲もない小さな村に男がいた。

卯建の上がらないどうしようもないろくでなしな生活を日々繰り返していた。

酒に女に博打と贅の限りをむさぼっていた。

稼ぐには稼いでいたがあればあっただけ使ってしまう。

ど畜生の極みである。

名を犬舌（いぬした）という。

後の融者ワンシーターである。

大魔王復活の兆し

そんな世の中ではある噂が流れていた。

大魔王復活が近いのでは？と・・

どうやら魔物の動きが活発化していることがその噂の元だ。

大魔王には四天王と呼ばれる幹部もいるらしくその目撃情報も交錯している。

しかしこのことは件（くだん）の件（けん）となる。

小さな村まで噂が

犬舌（いぬした）が生活する村まで噂は届いてきた。

それを耳にしたのは酒場であった。

好物の放るもんを食べていると、隣の席の会話が聞こえてきた。

大魔王についてである。

もし復活が本当であれば融者も現れると。

さらに大魔王を討伐出来たらなば富と名声が約束されると。

犬舌（いぬした）は舌なめずりしながら聞き耳を立てていた。

良からぬことを考えているときの癖だ。

話には続きがあった・・

融者の資質

大魔王は強大な存在。それに立ち向かう融者は資質が必要であると。

どうすればいいのか？

適正審査が必要だと話の中で出てきた。

融者の適正審査

「銀の協会」というのがありそこで適正審査を受けれるのだとか。

犬舌（いぬした）は勘定を済ませ酒場を後にした。

挫折

翌日、銀の協会に足を運んだ犬舌（いぬした）であった。

目的はもちろんのこと融者の適正審査だ。

しかし、結果は無残なものだった。

判定評価はＺ。力不足の極みと。

流石にこの結果には凹んだ。

普段はへらへらとしている犬舌（いぬした）ではあるが凹んだ。

進路は絶たれたのである。

僅かな希望はあった

肩を落とし銀の協会を後にしようとしていた時に耳に届いた会話。

銀の協会の職員同士の会話だ。

大魔王復活までには幾ばくかの猶予があるらしい。

賢者の予言が出たらしく２１カ月後だと。

犬舌（いぬした）は舌なめずりしながら考えた。

鍛えるしかない

犬舌（いぬした）には特別な特技はない。

僅かながらの猶予はある。

その間に鍛えることができれば融者の適正審査も通るはず。

犬舌（いぬした）はバカである。それも純粋なバカである。

しかし、考えるバカである。

決意

心の奥で何かが点火したような音がした。

犬舌（いぬした）の決意だ。

その目は鋭く遠くを見ている。まさしくその方向に大魔王が復活するのだから。

威風堂々参ります

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ワンシーター

こ

こ

に

 爆誕

 次回予告

【冒険者ギルド】

作者より

どうも、ワンシーターです。

あぁ、作者って響きがかっこいいですね。

白い目で見られているのかと思うとなんだか震えてきますね。

このカテゴリーでは自分のことは「僕」とさせてもらいます。

今までずっと「自分」と言ってましたから変な感じです。

自己資金については月末感謝デーというカテゴリーを作ってたんですがお陰様で目標額に到達しましたのでそこで終了です。

その代替えとして作ったのがこのカテゴリーです。

自己資金のお話から住宅ローン支払いにシフトしていく流れです。

ローンが始まると同時にその他のお金の動きもありますからその辺を面白おかしく表現できたらいいなと思って作りました。

更新頻度についてですがローンの支払いが始まると月に１回のペースです。

１カ月の集大成みたいな感じですかね。

ただ、ローンにたどり着くまでの道のりはお伝えしないといけません。

なのでローンが始める前まではちょいちょい更新していきます。

あと挿絵は自分で作ったものをと考えています。

でも、どうやればいいのか分かりませんがゆっくりですが進めて行きます。

それから登場する名称ですね。独特です。誤解が無いように解説の別ページを作ります。至らないところはコメントで突っ込みよろしくお願いします。

面白おかしくがこのカテゴリーのテーマとして更新していきます。

 ↓これが補足のページです。

www.one-seater.work

また見たくなったら【大魔王ローン】で検索！

今回はここまで。

つづく。 

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